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【ご報告】「樹齢200年を超える杉の美林の山形県金山町に学ぶ~地元木材・職人による住宅建築のあり方」(7月30日(土)13:30~16:45 山形県金山町)

投稿日:2016.7.31

7月30日(土)13:30~16:45、山形県金山町で「樹齢200年を超える杉の美林の山形県金山町に学ぶ~地元木材・職人による住宅建築のあり方が開催されました。

当日は、鈴木洋金山町長、平山建治東北ネット代表から、金山町の取り組みや本シンポジウムの趣旨目的などとともに挨拶がなされ、引き続き、基調報告として、伊藤佑紀さん(東北ネット事務局長)から東北ネットの活動や東日本大震災後の取り組みの報告、大泉みどりさん(山形県建築士会女性部委員長)から金山町の景観等のスライドを踏まえた住宅建築の状況の報告、阿部利広さん(金山杉住宅をつくる会会長)から建築の立場から金山杉を用いての住宅建築の現場の報告がなされました。その後、パネリストを丹敏雅さん(金山町産業課長)、杉井範之さん(金山町森林組合)、渡部俊治さん(新庄最上建設総合組合)として、金山杉・地産地消の活動のメリットや課題、今後に向けた思いなどをお話いただき議論・検討しました。「100年後を目指した景観運動は毎年が100年のスタートである」「顔の見える関係のなかで手を抜くなどとの環境にはない」「子どもたちも道で会えば挨拶するようなそのような地域社会である」「金山杉は80年以上のものであり自信をもって使える」「100年生きた金山杉は、住宅に使われてさらに100年生きる」など、金山町の顔の見える建築生産システム・街づくりの歴史・熱意・想いが伝わる、とても素晴らしいパネルディスカッションでした。さいごは、鈴木覚さん(東北ネット副代表)のまとめの挨拶で閉会となりました。金山町の皆様の方々に会場はじめご配慮の行き届いたご準備いただき、40名を超える参加者を得て、熱気あふれるシンポジウムでした。

その後、森のなかのリゾートホテル・ホテルシェーネスハイム金山での温泉入浴・懇親会も、地元食材・お酒もいただき、とても楽しい時間をいただきました。

これからも住宅被害の予防と救済を頑張ろう!と思える素晴らしい2日間でした。

お世話になった皆さま、本当にありがとうございました。